2023 年度配属スケジュール
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主な研究内容
最近では,OSや仮想化が発達したおかげで,ハードウェアとソフトウェアをはっきりと別のものと考えて開発をすることができるようになりました.例えば,プログラミングをする時に,ソフトウェアを動作させるハードウェアを意識することは,ほとんどありません.このように,ハードウェアとソフトウェアを分業することで,それぞれの問題に集中できるという利点があります.
しかし,セキュリティを考える上では,普段は見えないOS,CPU,回路などの低レイヤ技術が,重要な意味を持ちます.例えば,暗号アルゴリズムをソフトウェアに実装し,CPUで実行する場合に,CPUが消費する電力を解析すると,暗号解読ができることがあります(サイドチャネル攻撃).この種の問題を解決するには,ソフトウェアの知識だけではなく,CPUがどのように電力を消費するのかといったハードウェアの知識が不可欠です.
菅原研究室では,ソフトウェアとハードウェアの境界面にあるセキュリティ上の問題を研究しています.トップページに貼ってある動画,研究紹介,および 研究成果も参照して下さい.
求める人
- 手を動かせる人
- ハードやソフトを作ったり,実験をしたりするのが主たる活動です.そのための新しいスキルを身につけることに楽しさを見いだせる人を求めます.
- 低レイヤ技術に興味がある人
- 研究の性質上,これまで講義で出てこなかった,電気や電子回路に至る低レイヤの知識を身につける必要があります.
- 能動的にプロジェクトを進めることができる人
- 学生には,個別のプロジェクトを割り当てます.学生が定期的に進捗を持ち込み,それに教員がアドバイスするという方式で指導を行います.